e 書籍

心読み、裏読み。


作家の名前: かまいたち◑△◐

「〇〇ってさ、ちょっと何考えてんのかわかんないっていうかさ」

「だよね、こないだ〇〇が✕✕のことキモいって言ってるの聞いちゃったの。」

「えっ、怖wwもう関わんないようにしよw」

「だねw」


 朝からそんな会話が飛び交う、教室の角。暑いのに、よくそんな耳元でASMRみたいにくっついてひそひそ話せるよね。そんなことを思いながら私は今日もクラスの話し声に溶けてゆく。


このクラス、っつーか、この世界は権力の高い人が敵とみなした人が社会から捨てられていく。

ここでは、そんなことが毎日起きていて、全員敵みたいな状態で、誰が何を考えてるか全くわからないし、誰が自分のことをどう思っているかも分からない。

「あいつは腹黒い」「あいつは悪口を言っていた」


そんな。


そんなさ。





そんな一言が一番の悪口であり、火種であり、人間の象徴なのだ。




人と合わせて生きて。

「自分はこの人と同じ動き、同じ言動をしているからまともだ」

「合わせて生きていれば怒られたり社会から捨てられても道連れだ」


そんなことを考えて、毎日毎日人と合わせて生きている人ばっか。


つまんなくないのか。

自分の意見も出せなくて、「自分」という個性も出せなくて、楽しいのか。


私はくそつまんないなーと思う。自分を出してこその人生では?


ひそひそ話なんて、大声で大衆の前でいってやれ。スピーチしてやれ。「俺はあいつきっしょいな〜って思いまぁす」って言ったほうが、相手も「自分悪かったな。直そう」って思うだろう。


人の裏を見てそれを拡散して、なにが面白いんですかね。「裏見ちゃった、デベベロ☆」のほうが平和だとは思う。




そんな、そんなことでしか自分を象徴できないのなら。

自分ごと変えたほうがいいと思います。

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