【完結済み】本当にあったかわからない怖い話


作家の名前: レジスチル飼育係 【

俺は今、友人と遊園地に来ている。
その遊園地は心霊スポットとして有名らしく、ネットの書き込みを見た感じ結構ヤバいらしい。
友人も俺もそういう噂は大好物なのでこうしてやってきた訳だ。
「なんか普通の遊園地だな。」
「ここら辺で一番でかいから心霊スポットとして有名なだけで遊園地としては普通なんじゃね?他の有名所の噂も大したことなかったし。」
そんな事を話しながら、俺達はお化け屋敷前に到着した。すると入口にはキャストが立っていて何やら大きな看板を持っていた。それにはこう書かれている。
"当アトラクションでは何があっても責任を追いかねます" ……何だこれ?この看板を見て友人は少し顔を引きつらせていたが、俺は気にせずに入場することにした。
中へ入るとそこは真っ暗で、少し肌寒い。
友人は何だか緊張しているのか口数がいつもより少なかった気がする。……まぁこいつビビりだからな。ちなみに俺も結構怖いの苦手だけど大丈夫そうだ。いざとなったら友人をおいて帰ってもいいしな(笑)
そんなことを考えながら歩いて行くとお化け屋敷とは思えないほど明るい場所に出た。そこには小さなテーブルが置いてあり、その上には可愛らしいぬいぐるみが置かれていた。その奥にも道が続いているようだが……
「……進むか?」
「おう、行こう」
俺達は恐る恐る先に進んだが特に何も起こらず次の部屋に辿り着いた。そこにはベッドとテレビが置かれていてベッドの上には血まみれの人形が置かれているだけだった。だけど周りをよく見てみると他にも何体か同じような人形があるようだったのできっとそういう演出なんだろう。俺達が少し興味深くそれを見ていると突然友人のスマホが鳴り出した。画面を見ると"母"と書かれているみたいだから恐らく電話だろう。「出ていいぞ」
そう言って俺が促すと友人は申し訳なさそうな表情を浮かべて電話に出た。「もしもし?母さん?」と友人が言うと電話越しに母らしき女性の声が聞こえてきた…俺は友人にちょっかいかけようとしたのだが……友人は固まっていた…

「か、母さんは北海道に旅行に行っているはず……お前!母さんじゃないな!」友人はそう叫ぶとスマホを床に叩きつけた。「あ……」俺は思わずそんな声を出してしまったが、その時背後から足音が聞こえた気がした……恐る恐る振り返るも誰もいない。だけど確実に誰かに見られているような気がしてならない。すると友人が怯えた声で言ってきたのだ「…は、早く帰ろうぜ?」「お、おう。そうだな」
俺達は急いでその場から逃げ出した……背後からは不気味な笑い声が聞こえた気がしたが無視して走った。しかし帰り道の途中で友人とはぐれてしまったようで俺は一人取り残されてしまい怖くなって全力で家まで帰ったのだった。その後無事に帰宅したのだがあの笑い声は何だったのだろうか?まぁいいか!それより明日は学校だし早く寝ないとな!! 次の日学校で会った友人に昨日の事を話すと何故か不思議そうな顔をされた。そして一言こう言われたのだ「昨日ってお前と一緒に遊園地に行ったっけ?」と……何言ってんだコイツ?
「何言ってるんだよ!昨日行ったじゃないか!」そう反論すると友人は困った表情を浮かべた。「……うーん、ごめん覚えてないわ」そんな馬鹿な話があるかと思いつつもこれ以上問い詰めても意味はないと思い諦めた俺は放課後までいつも通り過ごしたのだが帰り道にまたあの笑い声が背後から聞こえた気がしたので思わず振り返ってしまった……そこにはあの遊園地で見たキャストがいたのだ。「やっと気づいてくれたんですね……」
キャストは不敵な笑みを浮かべながらこう言った……「よく逃げ切ることができましたね。」
「ど、どういうことだ?」と俺が
聞くとキャストは答える。「お化け屋敷で見た人形のことは覚えてますか?あれは全部人間の魂が宿っている人形なんですよ」
「そ、それで?」と俺が尋ねるとキャストは話を続ける。
「その魂たちは人間の体を奪うためにあの人形たちの中に潜んでいるんです。もしあなたがあそこで逃げずに居続けた場合、あなたの体も奪われていたでしょう」
「そ、そんなことがあり得るのか?」と俺が聞くとキャストはこう答える。「えぇもちろんですとも!今日友人とは会いましたか?」
「会ったけど…言ってることがおかしかったな」と俺が言うとキャストは「やっぱり……」と言った。
「その友人も人形たちによって体を奪われているんです。だからあなたの事を覚えてなかったんですよ」
俺はそれを聞いてゾッとした……もしあの時逃げきれてなかったことを考えてみたからだ。しかし何故そんなことを俺に教えるんだ?そう聞くとキャストは答えた。「実はあなたに頼みたいことがあるのです」「な、なんだよ頼み事って……」と俺が聞くとキャストはこう答えた「明日…友人を何人か連れてお化け屋敷に来てください。」
「な、なんでだよ」「なんでって…あのお化け屋敷にいる魂たちに体をあげるためですよ」とキャストは当たり前の様に言った。
「い、嫌だよそんな……なんでそんなことしなきゃいけないんだ!」と俺が言うとキャストは言う。「……大丈夫ですよ…体を奪われても魂はお化け屋敷に残りますし…魂だけになっても人の体を奪えばいいだけでですから!」
「そ、そういう問題じゃないだろ!なんで友達の体を差し出さなきゃいけないんだよ!」「……分かりました!じゃあこうしましょう!あなたが明日お化け屋敷に友人を連れてこなかったらあなたの体をもらいます…逆に友人を連れてきたらあなたのことは見逃しましょう」「ほ、本当か?」
「はい!約束します!」とキャストは笑顔で答えた。
「な、何人連れていけばいいんだ?」と俺が聞くとキャストは言った。「そうですね……最低でも5人くらいは連れてこないとダメですね。そうすればあなたのことは見逃します」「わ、分かったよ……」俺はそう答えながら心の中で考えていた。
……こいつ本当に見逃してくれるのか?…まぁそんなことはいいとりあえずどうでもいい明日になったら友達を5人くらい連れてお化け屋敷に行くか……
そう思い俺は家に帰ったのだった。次の日、俺は学校に行きいつも通り授業を受けていたらあっという間に放課後になってしまった…とりあえず俺は友達を5人誘ってお化け屋敷に向かったのだった…… ま、まあ良いよな!?友達の性格が変わるだけだと思えばさ!

(おわり)

 【あとがき】なんか深夜テンションで書いてしまいましたが…どうでしたか?個人的にはこういう終わり方が好きなんですよね…リクエストとかあれば掲示板で言って下さい!週一とかで更新しますので…ではまたどこかで、じゃあの^^

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